PTA総会が行なわれました。
2016年5月10日 20時29分参加された皆さん、お疲れ様でした。
しかし、ここだけの話ですが、今年の総会に向けては、担当の先生方がポイントを絞った説明や会計の報告をわかりやすく行なおうということで準備を進めていたのです。
気付いていただけたでしょうか。
【新たな一歩を この地にて、力強く!!】 投稿日時 : 2015/09/30
本年度四月に「この地にて、力強く!!」と題し、いわき市馬目の地での仮設校舎四年目のスタートにあたって、校長としての所感を述べさせていただきました。
この度、県の発表を受けて、新たな段階を迎えた本校の指針について述べさせていただくこととします。
平成23年3月11日 東日本大震災、そして東電原発事故発生による一斉避難
平成23年度 県内各地域に分かれた分校舎での学び
平成24年度 全校生32名、いわき市馬目の地での仮設校舎での学習が始まり
平成25年度、平成26年度 全校生30名での新年度スタート
両年度ともに、途中に1名の転校生を迎え、31名で年度を終える
平成26年度 震災後初めて小学部に2名新入生、
地域から中学部2名、高等部1名が新入生に加わる
平成27年度 全校生33名で新年度スタート、馬目の地で初めて前年度を上回る
小学部4名入学、地域から高等部生5名が新入生に加わる
平成27年8月 転入生1名を加え全校生34名となる
本校は、避難により120名近くの在籍者が一挙に32名に減じ、様々な困難を経ながらも、平成28年度、平成29年度には、在籍者が確実に50名を超える見込みが持てるところまで復興して参りました。
このことは、震災後も特別支援教育に篤い思いを持って取り組んできた教職員と、仮設校舎となっても本校の教育を信頼してくださった保護者の皆様、そして何より地域の方々に、本校で学ぶ児童生徒が明るくできることが一つずつ増えていく姿を、お認めいただいたおかげと感謝しております。
29年度以降の予想される在籍者数は、本仮設校舎の収容人数を超え、その対応について校長として昨年度末より喫緊の課題として、特別支援教育課にお願いしていたところであります。このことについては、これまでもPTA総会、学校評議員会など様々な場面でお話し申し上げてまいりました。
この度、その緊急性と児童生徒の学びの環境確保を優先に、限られた時間で対応できることとして、福島県立四倉高等学校の皆様、関係される皆様のご理解とご協力をいただき、四倉高校に富岡養護学校分校舎を設けることとなりました。
本校は大震災の影響で、現在小学部3・4・5年生に在籍生がおりません。年度進行により小学部高学年、中学部において在籍のない学年が生じ、中学部においては大きな課題です。 現在、本校の指導方針はご承知いただいておりますとおり、中学部段階から将来を見通した生きる力を育む学習、将来「地域で共に生きる」場面として就労を意識させる教育を育んでまいりました。その中で、社会に飛び立つ準備を真剣に行っている高等部生を、中学部生が間近で見て、共に生活する中で感じ、影響を受けることが大切な学びと考えております。
これらのことにも配慮をいただき、本校舎に小学部、この度の四倉高校の校舎に中学部・高等部をおいて本校の教育活動を継続して進めることが示されました。
少し離れてはおりますが、もう一つの校舎を準備いただき、これから本校を希望するであろう児童生徒たちが、十分な環境で安心な中で元気に学べるよう準備いただきました。このことが終点ではなく、急増する在籍者への対応を準備いただきながら、これからも本校の在り方についての検討は続きます。
支えてくださる方たちが、いわき市馬目の地の方達に四倉の方たちが加わって頂けます。
本校教職員一丸となって、新たな環境の中でも、これまで通り小学部、中学部、高等部一つとなって、「あかるく 元気に」「すすんで 学び」「みんなと 仲良く」を目標に、教育活動を実践し、保護者の皆様、地域の皆様から期待と信頼をいただける学校運営に努めて参ります。
馬目の地で育んだ力と、
四倉の地でこれから育まれるであろう力と
地域の方々のご理解とご協力、保護者の皆様の支えのもと、
児童生徒がこれまで以上に落ち着いた充実した学習が進められるよう、
これからも、「今できること、今だからこそできること」に心を込め、
最高の教育をめざし、教職員一同、心ひとつにして努めて参ります。
平成27年 9月30日
校長 小野 誠子
新校舎落成式
1月22日(水)新校舎落成式を挙行しました。県知事、文科副大臣、復興副大臣、双葉郡内の首長はじめ、多くご来賓の皆様にご臨席いただき、双葉での移転・再開をお祝いしていただきました。本校生徒代表の「誓いのことば」では、小中高の児童生徒が一緒に学習できる環境になったことの喜びや地域の小・中・高等学校と交流していきたいとの思い、自分のやりたいことを大切にしながらみんなで楽しい思い出を作りましょうとの呼びかけがありました。
3学期スタート
1月16日 3学期始業式を行いました。新校舎での新たなスタートです。児童生徒は、歓声をあげて、真新しい学び舎の門をくぐりました。震災と原発事故から14年目でようやく双葉郡への帰還を果たしました。移転までにかかわった全ての皆さま、本当にありがとうございました。
新校舎へ引っ越し中
令和6年12月25日に新校舎が完成し、冬休み期間中に本校舎と四倉校舎からの引っ越しを行っています。1月16日(木)始動です。
(奇跡のピアノ)
旧富岡養護学校体育館に残されたグランドピアノです。四倉校舎整備の際に四倉高校に保管していただいていましたが、新校舎の完成をまって移動が完了しました。始業式の日に校歌を奏でてくれます。
現場実習へ
高等部と中学部たちの実習(産業現場等における実習)が始まりました。高等部は、企業や事業所の協力を得て、校外で実習を実施しています。中学部は、校内実習でいろいろな仕事を体験しています。
実習を通して、自分の進路や適性について理解を深めたり、現場で働く人々とのかかわりから、望ましい人間関係や態度・習慣を養ったりします。そして、最後まで実習をやり抜くことで、成就感や成功感を味わい自信をつけることができます。高等部は、10日間行います。実習を終えると生徒たちは、ひと皮むけて少したくましくなって帰ってきます。
<中学部の校内実習の様子>
新校舎建設 工程会議
毎月、新校舎の建設現場において、設計者、各施工業者、相双建設事務所などの関係者が集まり、工事の状況についての会議が行われています。学校からも担当が参加しています。今回は、最後の工程会議となり、私も出席しました。校舎の建設進捗は、予定どおりに進み、12月の竣工・引き渡しに向けた最終段階に入りました。工事関係者の皆様のご尽力により、災害事故等の発生もなく、順調に建設が進んでいます。3学期からの授業スタートに向け、とても楽しみです。
第2回学校評議員会
10月30日(水)四倉校舎で開催しました。前期の取組について各学部の教務主任から報告し、ご意見をいただきました。また、校舎移転の状況、楢葉町での移転・再開に際しての地域連携のあり方、高等部卒業後の進路など評議員の皆様から貴重なご助言をいただきました。次回は、2月に新校舎で開催します。
相双教育事務所長訪問
10月10日(木) 相双教育事務所から4名の先生方が来校しました。午前中に本校舎の小学部、午後から四倉校舎の中・高等部の授業を参観するとともに、本校の現状と課題、相双域内の情報交換等行いました。本校は、12月までは、いわき市内で学校運営していますが、来年1月からは、双葉郡楢葉町へ移転します。事務所とも十分連携を図りながら、域内の特別支援教育の充実に努めていきたいと思います。
高等部選択授業 「情報」と「英語」の一コマ
「イクボス」宣言
児童生徒の学びの変革実現を目指し、教職員の働き方改革(働き甲斐)を加速させるため、「イクボス」宣言しました。教職員が元気であれば、日々の教育活動も充実するはずとの思いです。
校舎新築工事の作業体験 9月20日
新校舎の昇降口壁面に設置する木製パネルを児童生徒が作りました。
午前中は、本校舎の小学部児童が、お昼ごろ四倉校舎の中・高生徒がパネルの組み立てを体験しました。
木製パネルに思い思いの絵を描いたり、文字で表現したりするなど、熱心に活動できました。新校舎の完成が待ち望まれます。
子どもたちも教職員も真剣です
避難訓練 ~水害想定~
大雨による河川の増水、洪水発生を想定した垂直避難の訓練を実施しました。仮設校舎の近くには赤沼川が流れています。万一に備えることは、とても大事です。今回は、子供たちはもとより、事務室職員も含め、全職員が協力して速やかな対応ができました。
授業の一コマ
毎日、仮設本校舎(平)と四倉校舎を行き来しています。四倉校舎は、中学部と高等部が四倉高校内で授業しています。本日の3校時 中学部を授業は、「職業・家庭」でした。窯業の作業を熱心に行っていました。私は、かつて勤務していた学校の高校部で窯業班を担当していたことがあります。粘土の作業は、とてもいいです。生徒は創造力や集中力を養い、手先の器用さを身につけることができます。また、作品を完成させることで達成感を味わい、自己肯定感を高めることができます。
第2学期スタート
8月23日に小学部・中学部
高等部は、8月29日に始業式を行いました。
仮設校舎、四倉校舎での生活も残り4ヶ月余となりました。
2学期は、どんなことでもいいので「挑戦」する学期としてほしいと思います。
今までできなかったことや、やらなかったこと、1つでも、何かに「挑戦」してみましょう!!
高等部始業式:四倉校舎
新校舎建設中 ~令和7年1月に移転~
現在、新校舎の建設が予定どおりに進んでいます。7月29日には、本校職員を対象にした建設現場
見学会を開催しました。各教室や特別教室、体育館、水治訓練室、管理棟などの建設の様子や工事の進捗状況など、施工業者や相双建設事務所の担当者から聞きました。
【学校長より】
令和6年4月9日
令和6年4月1日より、本校は「ふたば支援学校」と校名を変更し、小学部9名、中学部7名、高等部13名の総勢29名でスタートしました。教育目標の「一人一人の特性に応じ、社会の一員としてたくましく生きる力と豊かな心を身につけた児童生徒を育てる」ことを目指し、教育活動を行っております。
富岡支援学校で大切にしてきた思いを継承し、自分の体と心の命を大切にし、社会に貢献する自立した人間になってほしいという願いを込め、目標達成に向けて、授業をはじめ、学校のあらゆる活動を通して、一人一人の学び、共に生きる力を育て、児童生徒の豊かな進路実現に向けて切れ目のない支援を行います。指導に当たっては、教職員一同が力を合わせ、丁寧に、あたたかくかかわってまいります。
楢葉町への移転にあたり、双葉郡の特別支援学校として、避難地域における「教育の再生」のシンボルとなるよう努めてまいります。
校長 千葉 秀樹