令和7年度 スタート
今年度は、小学部13名、中学部4名、高等部15名の総勢32名でスタートしました。教育目標の「一人一人の特性に応じ、社会の一員としてたくましく生きる力と豊かな心を身につけた児童生徒を育てる」ことを目指し、教育活動を行っていきます。
第7次福島県総合教育計画、双葉郡教育復興ビジョンに基づき、児童生徒一人一人の能力や可能性を最大限に伸ばすことができるよう、教員の専門性・授業力の向上に努めます。また、双葉域内の関係各機関と連携し、全職員一丸となった「地域支援センター」における相談支援等の充実を図ります。さらに、健康や安全に配慮した学習環境と職場環境を整備し、児童生徒の命や教職員の意欲と働きがいを大切にしたwell-being の実現を目指します。
双葉郡の特別支援学校として、避難地域における「教育の再生」のシンボルとなるよう努めてまいります。
令和7年4月
校長 千葉 秀樹 
自校給食 試食会
本校は、昨年度まで平支援学校の協力を得て、学校給食を提供してきましたが、新校舎移転となり、新学期からオール電化の最新の設備で学校給食を始めます。児童生徒への提供を前に、職員を対象に試食会を開催しました。とても美味しいと評判でした。

令和7年度スタート
新年度は、肌寒い雨の中のスタートとなりました。8名の教職員を送り、10名の新たなスタッフを迎え、来週からの新学期に向けて只今、準備中です。
離任式
今年度、定年退職1名・転出7名の先生方とお別れする離任式が行われました。春休み中にもかかわらず、高等部の卒業生はじめ、東洋学園の入所している児童生徒の多くも学園職員の方とともに駆けつけてくれました。今年度は特に、富岡支援からふたば支援への校名変更、仮設校舎と四倉校舎から新校舎への引っ越し、落成記念式典とあわただしい毎日でした。先生方ありがとうございました。

東日本大震災から14年
平成23年3月11日のあの日、本校の前身である富岡養護学校は、県内各地の特別支援学校へ分教室という形で避難し、その後の仮設プレハブ校舎、四倉高校への間借りと困難な日々を送りました。児童生徒、保護者、学園関係の方々はもとより、当時の校長、教頭、教職員の苦労は想像するに余りあることです。本校2階の展示スペースには、富岡養護学校当時の備品・作品などの展示しています。富岡時代の伝統を引き継ぎ、地域に貢献できる学校づくりを目指していきます。

中・高作業学習販売会 🛍
移転後初となる作業学習の製品販売会を開催しました。
地元楢葉町の「ブイチェーンネモト」さんを会場に、中学部と高等部の生徒が販売しました。日頃の学習の成果を地域の方に販売という形で紹介することができました。楢葉町の町長さんや教育長さんも来場してくださり、本校生とかかわりながら、製品をお買い求めいただきました。


スクールバス 🚌
本校への登下校は、スクールバス2台を運行しています。今年度は、北コース(富岡)、南コース(いわき市四倉)です。電車で通学している高等部の生徒についても、下校時は、竜田駅から接続列車がないことから、利用しています。🚍

みんなといっしょの給食 🍴
新校舎には、ランチルームがあります。これまでは、教室で食べていた給食ですが、全校児童生徒がいっしょになって、会食しています。

新校舎落成式
1月22日(水)新校舎落成式を挙行しました。県知事、文科副大臣、復興副大臣、双葉郡内の首長はじめ、多くご来賓の皆様にご臨席いただき、双葉での移転・再開をお祝いしていただきました。本校生徒代表の「誓いのことば」では、小中高の児童生徒が一緒に学習できる環境になったことの喜びや地域の小・中・高等学校と交流していきたいとの思い、自分のやりたいことを大切にしながらみんなで楽しい思い出を作りましょうとの呼びかけがありました。


3学期スタート
1月16日 3学期始業式を行いました。新校舎での新たなスタートです。児童生徒は、歓声をあげて、真新しい学び舎の門をくぐりました。震災と原発事故から14年目でようやく双葉郡への帰還を果たしました。移転までにかかわった全ての皆さま、本当にありがとうございました。

新校舎へ引っ越し中
令和6年12月25日に新校舎が完成し、冬休み期間中に本校舎と四倉校舎からの引っ越しを行っています。1月16日(木)始動です。
(奇跡のピアノ)
旧富岡養護学校体育館に残されたグランドピアノです。四倉校舎整備の際に四倉高校に保管していただいていましたが、新校舎の完成をまって移動が完了しました。始業式の日に校歌を奏でてくれます。

現場実習へ
高等部と中学部たちの実習(産業現場等における実習)が始まりました。高等部は、企業や事業所の協力を得て、校外で実習を実施しています。中学部は、校内実習でいろいろな仕事を体験しています。
実習を通して、自分の進路や適性について理解を深めたり、現場で働く人々とのかかわりから、望ましい人間関係や態度・習慣を養ったりします。そして、最後まで実習をやり抜くことで、成就感や成功感を味わい自信をつけることができます。高等部は、10日間行います。実習を終えると生徒たちは、ひと皮むけて少したくましくなって帰ってきます。
<中学部の校内実習の様子>



新校舎建設 工程会議
毎月、新校舎の建設現場において、設計者、各施工業者、相双建設事務所などの関係者が集まり、工事の状況についての会議が行われています。学校からも担当が参加しています。今回は、最後の工程会議となり、私も出席しました。校舎の建設進捗は、予定どおりに進み、12月の竣工・引き渡しに向けた最終段階に入りました。工事関係者の皆様のご尽力により、災害事故等の発生もなく、順調に建設が進んでいます。3学期からの授業スタートに向け、とても楽しみです。




第2回学校評議員会
10月30日(水)四倉校舎で開催しました。前期の取組について各学部の教務主任から報告し、ご意見をいただきました。また、校舎移転の状況、楢葉町での移転・再開に際しての地域連携のあり方、高等部卒業後の進路など評議員の皆様から貴重なご助言をいただきました。次回は、2月に新校舎で開催します。

相双教育事務所長訪問
10月10日(木) 相双教育事務所から4名の先生方が来校しました。午前中に本校舎の小学部、午後から四倉校舎の中・高等部の授業を参観するとともに、本校の現状と課題、相双域内の情報交換等行いました。本校は、12月までは、いわき市内で学校運営していますが、来年1月からは、双葉郡楢葉町へ移転します。事務所とも十分連携を図りながら、域内の特別支援教育の充実に努めていきたいと思います。

高等部選択授業 「情報」と「英語」の一コマ
「イクボス」宣言
児童生徒の学びの変革実現を目指し、教職員の働き方改革(働き甲斐)を加速させるため、「イクボス」宣言しました。教職員が元気であれば、日々の教育活動も充実するはずとの思いです。
イクボス宣言.pdf
校舎新築工事の作業体験 9月20日
新校舎の昇降口壁面に設置する木製パネルを児童生徒が作りました。
午前中は、本校舎の小学部児童が、お昼ごろ四倉校舎の中・高生徒がパネルの組み立てを体験しました。
木製パネルに思い思いの絵を描いたり、文字で表現したりするなど、熱心に活動できました。新校舎の完成が待ち望まれます。

子どもたちも教職員も真剣です


避難訓練 ~水害想定~
大雨による河川の増水、洪水発生を想定した垂直避難の訓練を実施しました。仮設校舎の近くには赤沼川が流れています。万一に備えることは、とても大事です。今回は、子供たちはもとより、事務室職員も含め、全職員が協力して速やかな対応ができました。


授業の一コマ
毎日、仮設本校舎(平)と四倉校舎を行き来しています。四倉校舎は、中学部と高等部が四倉高校内で授業しています。本日の3校時 中学部を授業は、「職業・家庭」でした。窯業の作業を熱心に行っていました。私は、かつて勤務していた学校の高校部で窯業班を担当していたことがあります。粘土の作業は、とてもいいです。生徒は創造力や集中力を養い、手先の器用さを身につけることができます。また、作品を完成させることで達成感を味わい、自己肯定感を高めることができます。


第2学期スタート
8月23日に小学部・中学部
高等部は、8月29日に始業式を行いました。
仮設校舎、四倉校舎での生活も残り4ヶ月余となりました。
2学期は、どんなことでもいいので「挑戦」する学期としてほしいと思います。
今までできなかったことや、やらなかったこと、1つでも、何かに「挑戦」してみましょう!!

高等部始業式:四倉校舎
新校舎建設中 ~令和7年1月に移転~
現在、新校舎の建設が予定どおりに進んでいます。7月29日には、本校職員を対象にした建設現場
見学会を開催しました。各教室や特別教室、体育館、水治訓練室、管理棟などの建設の様子や工事の進捗状況など、施工業者や相双建設事務所の担当者から聞きました。





【学校長より】
令和6年4月9日
令和6年4月1日より、本校は「ふたば支援学校」と校名を変更し、小学部9名、中学部7名、高等部13名の総勢29名でスタートしました。教育目標の「一人一人の特性に応じ、社会の一員としてたくましく生きる力と豊かな心を身につけた児童生徒を育てる」ことを目指し、教育活動を行っております。
富岡支援学校で大切にしてきた思いを継承し、自分の体と心の命を大切にし、社会に貢献する自立した人間になってほしいという願いを込め、目標達成に向けて、授業をはじめ、学校のあらゆる活動を通して、一人一人の学び、共に生きる力を育て、児童生徒の豊かな進路実現に向けて切れ目のない支援を行います。指導に当たっては、教職員一同が力を合わせ、丁寧に、あたたかくかかわってまいります。
楢葉町への移転にあたり、双葉郡の特別支援学校として、避難地域における「教育の再生」のシンボルとなるよう努めてまいります。
校長 千葉 秀樹 